電子メモパッド ブギーボードBB-12とBB-1GXを比較してみた
「ガジェット」が好きだ。
ジャンルは何であれ、なんか便利に使えそうな道具を手に入れるのはうれしいもの。
電子メモパッド ブギーボードとは
キングジムから発売されている「電子メモパッド ブギーボード」。
感圧式で描画ができて、ボタンを押すと画面が消去される。
一部機種を除き、メモリー機能や、画面の転送機能などはなしの、一点特化型。
デジタルなのかアナログなのか……?
電池は使うのでデジタル?でも、使い勝手からいうとアナログよりの印象。
以前から存在は知っていたのだが、自分も持とう、とまでは思っていなかった。
しかし、新製品の「ふせんサイズ」を謳ったBB-12を店頭で見かけてしまい、物欲に火がついてしまった。
先日の楽天スーパーセールのタイミングで購入。
うっかり、通常サイズのBB-1GXも一緒に……。
送料もあわせて、BB-12は ¥2,430、BB-1GXは¥2,872にて購入できた。
BB-12 ふせんサイズの電子メモパッド
色は5色。白、黒に加えてオレンジや黄色、水色のラインナップ。
色合いがキレイなので少し迷ったが、目への優しさを考慮して冒険せず、黒を選択。
チャック式の袋に入ったパッケージなので、付属のマグネットシールや取扱説明書をまとめておける。
BB-12とBB-1GXの比較
サイズ比較。罫線が飛んでしまったが、右下のメモ帳は7.5cmx9.0cmである。
それぞれ専用のペンが付属している。BB-12は本体の右側に刺さるようになっている。
BB-1GXはクリップのような部品で挟める仕組み。
ただし、この部品を挟むと机に置いたときにがたついてしまう。
ペンもすっぽ抜けやすいし、ちょっと使いにくい……。
描画比較。BB-1GXの方が少し白っぽいライン。
BB-12は、比較的 色味が強い印象。
BB-12の方が細く書けるようだ。画面が小さくても、あまり狭い感じは受けない。
それぞれの付属のペンで書いても同じような傾向だったので、液晶の性質の違いなのだろう。付属のペンで書くのが使いやすいが、爪先やペンの頭などでも書ける。
どう使い分ける?紙のメモとくらべたメリットは?
多くのタスクを書き出したり、アイデアを広く書くのであればBB-1GXがよさそう。
一方、BB-12はちょっとした覚え書きをするのにぴったり。
背面に磁石がついており、冷蔵庫やスチールラックなどに留めておける。
鉄板でなくても、付属のマグネットシールを使えば貼り付け可。
BB-1GXは会社のデスクに置き、BB-12は自宅に置くことにした。
紙のメモとくらべて便利なところは以下の2点。
- ゴミが出ない:シュレッダー行きの紙も増えない
- 書き心地が心地よい:付属のペンを使ったとき、なんとも言えず滑らか。アイデアが湧いてくるような錯覚を覚えてしまう。
以下のことは、出来ないか、向いていない
- メモ内容の保存:どうしても必要なら、スマホで撮影するなど。
専用アプリ'Boogie Board Jot'を使用すると、白地に黒の描画線の画像として取り込みが可能
- カバンに入れての持ち運び:ボタンをうっかり押してしまう恐れがある
※端末自体は薄くて軽いので、持ち運びは容易。
また、圧力がかかるとその部分に模様がついてしまう。ボタンを押せば画面クリアされるが、、、
- メモの一部消去:ボタンを押すと画面全体がクリアされる
別の機種では、一部消しに対応しているものもある模様。
ブギーボードはメモを取るハードルを減らしてくれる
結局、何が良いかというと、「スラスラ書けて楽しい!」に尽きる気がする。
ブギーボードを買ってから、思いついたことを書くことが増えたと思う。
ゴミを増やすことへの罪悪感や、メモを取るためにボールペンをノックしたりキャップを外したりするワンアクションへの無精っぷりは、わずかな量ではあるが、意外とハードルだったのかもしれない。
スマホやPCでメモを取ることも出来るが、メモ画面を立ち上げるまでのタイムラグは紙に及ばない。
(Apple Pencil的なものを使えばこの辺りが便利なのかも……まだ手が出ませんが)
絶対に忘れてはいけないこととか、内容の分量が多いことについては、紙にせよデジタルにせよメモなり、ノートなりを取る気になるが、「そこまでじゃないこと」を保留にしていた。
ブギーボードを使ってみたことで、感情以上、思いつき未満の"フワフワ"が、思ったよりたくさん湧き上がっていたことに気付いた。
ふと思いついて消えていくことを拾い上げればアイデアになったり、
しっかり何かを考えるためには雑念を消す必要があったり……、
(あ、そういえば歯ブラシのストックが切れていたな、とか)
手を動かして書き留めるのは、脳にも良さそうだ。
ブギーボードの話を人にすると、だいたいがタカラトミーの「おえかきせんせい」みたいなやつね!という反応をされるのだが、これは然もありなん、なのかも。
事務用品じゃなくて、知育玩具のたぐいだったか。