やまびこ観測所

世の中で起こっていることを観測して記事にしていきます。

お茶やコーヒー味のお菓子にあわせるべき飲み物考

答えが出ないことを楽しめる問いに思いを巡らせるのは気楽で、贅沢で、いい気持ち。
現象を説明づける理論も、直面している課題をバシッと片付けて今後も運用可能な解決案も要求されない。
事実を整理して、物事を計画する頭脳労働には糖分が必要。

 

という、机仕事での片手間にするおやつ摂取を給油とか充電みたいだと思いつつ、それなりに楽しんではいるのだが。
頭ゆるゆる休日の、ティータイムは心やすらぐもの。
堅めのクッキーにミルクティー。シフォンケーキにはストレートのセイロン。
チーズケーキにコーヒー。大福もちにほうじ茶。落雁に煎茶。
などなど、色々な好みはあれど、「このお菓子ならこのお茶やコーヒー……

(ところで、お茶とコーヒーといちいち合わせて書くのが面倒になってきた。
お茶とコーヒー的な、嗜好品的飲み物を合わせた言葉はないものかしら。
お茶といっても紅茶も中国茶も緑茶もあるし、何なら麦茶に黒豆茶、ルイボス茶やマテ茶もある。
チャノキだけでもないし、葉っぱの抽出液だけにお茶って名前がついている訳でもなく、
コーヒーだけ仲間はずれはかわいそうなので、以降はコーヒーも想定して「お茶」と表記しておく。)

 

……などなど、「このお菓子ならこのお茶」、といった合わせ方の好みが自分の中に出来上がりつつある。
好みと気分によるし、同じ名前のお菓子でも、色々なタイプのものがあるので、
パターンが決まり切っているわけでもないのだが。

 

珈琲推しの喫茶店に行った時は、コーヒーありきでケーキを選択する。
甘みがしっかりしたもの、どっしりした重めのチョコレートケーキなどもいい。
ただし、硬くてキャラメルが苦そうなプリンがあったら、ぜったいにプリンを選んでしまう。
ドトールコーヒーのミルクレープもいいなぁ……。

 

紅茶専門店に行ったら?
コーヒーショップにあるお菓子よりは重くないもの。
前述のシフォンケーキやアメリカンワッフル。クレープシュゼットもいい。

 

マドレーヌやフィナンシェは?コーヒー、紅茶どちらもありだな。
オイルが浮いてくるようなフレンチプレスでいれたコーヒーで、焼き菓子のバターとコーヒーの油脂があわさる感じもいいし、ダージリンのキリッとした渋さで洗い流してもいい。ミルクを入れたウバも合いそうだ。

和菓子には緑茶かほうじ茶、甘みがしっかりしたものならほうじ茶、あっさり系なら緑茶をよく選ぶ。
あえて紅茶やコーヒーを合わせるのも、最近は好きになってきた。
薄皮饅頭にコーヒー。最中に紅茶などなど。

 

お菓子の分だけお茶の選択肢を想像できる。
やはり、お菓子があってからお茶を選ぶという順番かなぁ。
よほど気に入りのお茶であれば単品で飲むし。
もちろん、お茶なしでお菓子を食べることなんて、ほとんど考えられないのだけど。
(牛乳に鈴カステラ、とかは除く。朝に飲んだり、お茶に入れたりする以外で
牛乳を飲むことがほとんどなくなったが、たまにおやつに合わせると懐かしい気分になれる)

 

ところで。
紅茶味のクッキー。抹茶味のケーキ。コーヒーゼリー
上は例示に過ぎないが、世の中に、お茶の味をしたお菓子は結構たくさんある。
そして、おいしいのでどれも心を惹かれてしまう。
しかし、このお菓子達にどのお茶をあわせるべきなのか?がいつも解らなくなる。

とくに、お茶の味の主張が強いときなど。
紅茶味なら紅茶を合わせて統一させておけばいい?
でも、アールグレイがぷんぷん香るシフォンケーキに別の紅茶を合わせてよいもの?
アールグレイ味のシフォンケーキに、アールグレイを合わせるなんて粋じゃないのかも。
あえての中国茶、凍頂烏龍みたいな青茶が合ったりして??
悩みはつきませんが、選べる中から良さそうなものを選ばねばなりません。

 

さて、本日のおやつはこちら。

f:id:miyakoshi_2019:20191011232129j:plain

秋限定「ロイヤルミルクティー味」の牛乳プリン。
秋→落ち葉→香ばしさという連想で、加賀棒茶と共に。
均一なものかと思いきや、紅茶味のプリンの上に、クリームが掛かっている。

ジャージーを名前に冠しており、濃厚さが売りの様子。

牛乳、というよりはスキムミルク的な乳成分の味、缶入りミルクティーのような風味も感じたが、食べ応えのある味わい。

棒茶の香りとすっきり感がよい相棒になってくれた。
濃度は0.2%未満とのことだが、洋酒が入っているのも良いバランスになっているのかな。
ラムかブランデーを追いがけしても良さそう!と食べ終わった後に思い立った。

 

---

お茶とお菓子のマリアージュを模索する日々。