やまびこ観測所

世の中で起こっていることを観測して記事にしていきます。

「川上屋」で秋の実りを味わう(中津川市)


今週のお題「秋の空気」 

栗ざんまいの一日の記録。

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中津川市の「川上屋」へお出かけ。

行ったのは、喫茶併設の手賀野店。なお、「川上屋」と「恵那川上屋」を混同すると、関係者に処刑される可能性があるので要注意。

栗おこわを店内で食べ、栗菓子を持ち帰りに。

 

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喫茶スペース、栗乃舎にて「栗おこわ」を注文。
私が行ったタイミングではすぐに席に通してもらえましたが、待つときは待つようです。
名前を書いて待つのではなく、順々に座って待つように席がしつらえてありました。
(名簿があったけど廃止された模様。呼んでも来ない人が多発したのではないかと憶測)

栗というものは、エビと同じくらいには人をわくわくさせる力を持っているような気がします。
蒸し上がる様子を思い浮かべながら、しばらく待つとおこわが到着。

 

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味噌汁と切り干し大根、漬け物が添えられています。
ごぼうの味噌漬けかな?と思いましたが、正確にはゴボウではないようです。
「菊ごぼう」といい、アザミの仲間の根っことのこと(Wikipedia)。
独特の香りがありますが、ゴボウほど野性味はないような?
味噌漬けだからかもしれませんが、ゴボウよりも食べやすいように思いました。

栗おこわは、ごはんの上に栗が載っているタイプ。
混ぜ込んでしまうとせっかくの大きな栗がこわれてしまうので、この方が良いでしょう。
ぱらり、と振られた白ごまがうれしい。ごはんの薄い塩気が、栗の甘みをひきたてます。
おこわを食べつつ、菊牛蒡漬を囓ったり、切り干し大根をつまんだり。
シンプルな組み合わせですが、しみじみと美味しい昼餉となりました。

 

栗菓子は持ち帰りに。
ただ、喫茶に入らなくても、買ったお菓子が食べられるスペースがありました。
女の子が二人、栗きんとんをうれしそうに食べていました。
Coccoの、「お菓子と娘」を想い出したり。おいしいものを食べている笑顔はなんだか良いもの。

 

ほうじ茶を淹れつつ開封

栗粉餅は、個包装になっているタイプ。

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他の店では、「赤福」のように折り箱に入ったものもあるようです。
折り箱入りだと、餅と栗の分量がある程度フリースタイルで楽しいでしょうが、個包装だと1つ2つでも買い求められるのが良いです。

餅が入っているせいでしょうか、栗粉餅の賞味期限は当日。

栗きんとんは翌々日までの記載でしたが、可能な限り早く食べるのが良さそうです。

 

原材料名の記載は以下の通り。とても潔い。

・栗粉餅:栗、餅米、砂糖

・栗きんとん:栗、砂糖、トレハロース

栗って、あると惹かれるけど、必須の食材というわけでもない。

それでも、秋に栗を食べれば年中行事の義務をひとつ果たしたような、そんな満足感をおぼえるものです。