「ロシャオヘイ戦記」の感想
面白いらしいぞ、という噂を耳にしたので、「ロシャオヘイ戦記」を観に行ってきた。
アニメ映画って面白いのだねぇ……!1時間50分、大変愉快な時間を過ごせた。
平たく言えば、もふもふ動物好き、ジブリ好き、妖怪好き、バトル好きのいずれかの属性がある方は見たほうが良いと思う!
前情報もあまり仕入れず、まだレビューや解説記事も見ていないので、世界観の理解がちょっと乏しいかも。
人間と「妖精」という種族が存在する世界。「妖精」と表現されてるけど、フェアリーもゴブリンも、「もふもふ」もいる。妖精ってか妖怪かな?とも思うけど、要は「人ならざるもの」と「ヒト」の物語というところ。
(人間に分類されても、異様に強いヒトは「人ならざるもの」に近いかな)
この映画を見て、ジブリ作品に言及しないのは困難だと思う。
ベースは「もののけ姫」や「ぽんぽこ」「トトロ」、都市を侵蝕する植物のイメージなんかは「ラピュタ」、水の上の描写などは「千と千尋」を思い出させる。
もののけ姫のコダマや、トトロのネコバスみたいな雰囲気のやつもいたような。
あくまで、上記作品を観た経験があるから想起してしまうわけで、「ロシャオヘイ」は「ロシャオヘイ」の話とも思う。
チャイナブランドのアニメをちゃんと観るのは初めてだったと思う。
勝手に上から目線になりそうで注意なのだが、中国アニメおもしろい。
森の中や海の上、都市の様子の描き方がそれぞれ印象的だった。
自然のイメージのアニメーションは特に美しかったなぁ。朝ドラ「なつぞら」で、アニメではアニメにしか表現できないことをやるんだ、みたいな話があったと思うのだけど、それを思い出した。
絵が動くのがおもしろいって原点。
そして戦闘シーン。
路地裏や山の中、そして街中へ。
ハリウッド映画のカメラワークなんかも研究したりしてるんだろうか、すごくワクワクドキドキする場面ばかりだった。
ちょいちょい挟み込まれるギャグ。
狙いすぎでは?と思いつつ、劇場内では都度くすくす笑いが。
もちろん、大人にも笑えるシーンだけど、子供が見ていてもこれなら飽きないかな?と思ったり。
ちなみに、戦闘シーンは血みどろになる感じではないので、ハラハラはするけど、その辺では安心です。
主役級はもちろん、サブキャラたちもとても個性的だった。映画の尺では足りない気分。続編とかあればぜひ追いたいところ。
ラスト近く、詳細はうろ覚えですが、「間違ってるとわかっても、もうこのまま進むしかないんだ」というセリフが印象的。
わかるよ〜、その気持ち。でもさぁ……
さて、これから感想記事を読み漁ってみようと思います。